平成19年度入学生から5年一貫看護教育が始まりました。
看護師を5年間で養成します。
本校は平成19年4月の新入生より高等学校看護科(基礎課程3年間+専門課程2年間)として,5年間で看護師を養成する新教育課程で再出発しました。入学後は全員が5年間で,看護師になるための勉強を一貫して学び,看護師国家試験の受験資格を得ることになります。なお,3年終了時,高等学校の卒業資格は与えられ,その後全員が専門課程2年間の勉強をします。
5年一貫教育のねらい
これまでの衛生看護科3年間と専攻科2年間を一体化した5年一貫教育によって,豊かな人間性を有し,看護師に必要な専門的知識・技術・態度を備えた,地域社会に貢献できる看護職者を養成します。


教育の内容
最初の3年間は,高等学校普通科目と看護に関する科目の基礎・基本をしっかり学びます。後の2年間は,看護に関する専門性・応用性の高い内容の学習をとおして,看護師としてふさわしい力をつけます。また,看護師として必要な豊かな感性や人間性を育みます。
普通科目
国語,地歴公民,数学,理科,保健体育,音楽,英語及び看護情報処理な どの教科について学習し,看護の学習をする上での基礎・基本を培います。
教養科目
心理学,文学,社会学,教育学,統計学及び生物学などの教養科目について学習し,さらに教養を深めます。
看護に関する科目
看護基礎医学
人体を構成している骨,筋肉,神経,臓器の構造とその働き及び栄養や病原菌,薬などについて学習します。
成人看護
様々な病気(がん,心臓病,糖尿病など)の症状やその看護について学習します。
老人看護
老人の体や心の変化,起こりやすい疾病やその看護について学習します。
母子看護
妊娠,出産による身体の変化やその看護及び赤ちゃんや子どもに起こりやすい病気やその看護について学習します。
精神看護
精神疾患や障害をもつ人を対象に,精神的健康を回復させ,社会的に適応能力を高めていく過程の援助について学習します。
看護臨床実習
病院等で,学校の先生や病院等の看護師に教わりながら,患者の介護(日常生活の援助,診療の介助など)について実習しながら学びます。
特色
- 入学当初から看護師という目標が明確であるため,学業に積極的に取り組むことができ,実した学校生活が送れます。
- 普通科目の教科の学習が充実し,さらに看護に関する科目の学習が効果的・効率的になります。5年間のゆとりあるカリキュラムの中で学習できます。
- 経済的負担が少なく(実習施設への交通費:県費対応),最短の5年間 で看護師の受験資格が取得できます。
- 最初の3年間は,担任が2人つき,きめ細かな支援をします。
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