『令和2年度 岩瀬高校 チャレンジプロジェクト推進事業』で文学散歩,図書館教養講座を実施しました。
令和2年12月24日(木),岩瀬高校の「令和2年度 第14回文学散歩」で,予科練平和記念館・予科練記念館(雄翔館),茨城空港を見学しました。
令和3年2月16日(火),令和2年度 第2回 図書館教養講座 ~「読み聞かせ」について学ぼう~ が実施されました。
これは、県教育委員会の「令和2年度県立岩瀬高等学校チャレンジ・プロジェクト『学びを“究める”プロジェクト~教育課程の中核に「探究」がある学校~』」の一環として,実施されたものです。
令和2年度 第14回文学散歩
- テーマ
地域の文化・産業・歴史について学ぶ
目的
- 海軍飛行予科練習部いわゆる「予科練」の貴重な展示や戦史の記録を見学し,命の尊さや平和の大切さを考える。
- 茨城空港を見学し、地域の産業・経済の状況について知る。
参加者
希望者 11名実施日
令和2年12月24日(木)見学場所
- 予科練平和記念館・予科練記念館(雄翔館)【稲敷郡阿見町廻戸5-1】
- 茨城空港 【小美玉市与沢1601-55】
内容
例年は夏休みに実施していた文学散歩ですが,今年度は新型コロナの感染拡大を受け、外出自粛などの行動制限がなされたため,冬休みまで延期し様子を見ながらの実施となりました。行先も、バスでの移動時間を短縮し,「密」になる時間を減らすことを念頭に県内の近い場所を選択しました。
バスの中・予科練平和記念館・茨城空港ともに感染対策がきちんとなされ,安心して見学することができました。もちろん生徒たちも,毎朝の健康チェックと検温は欠かさず、マスク着用・手指の消毒を十分に行った上での参加となりました。
予科練平和記念館:ガイドの説明を聞きながら、施設展示物を見学する。
職員の方からの説明を聞きながら,施設展示物を見学しました。それほど規模の大きい施設ではありませんが、展示物の内容が濃く,予定時間を30分以上も超えての熱心な説明に生徒たちも真剣な面持ちで聞き入っていました。
茨城空港:自由見学
平成22年3月11日に開港した茨城空港のターミナルビルは,1階にはチェックインカウンターと出発・到着ゲート,2階には送迎デッキと飲食店・物販店・観光コーナーが並びます。ターミナルビル前に約1,300台の無料駐車場が用意され,自宅からワンストップでアクセスできます。
茨城の空の玄関口である「茨城空港」が,観光振興,企業誘致,移住定住の促進,地方間の交流の活発化など,多様な役割を果たしていることがわかりました。
生徒の感想
予科練記念館を見学して印象的だったことは、戦争体験者のコメントの映像と、実際の戦争の映像です。私と年齢の近い人が死を覚悟して戦争に加わるわけなので本当に辛いことだと思います。それを考えると、自分のこれまでの辛かった経験など全然たいしたことないと思いました。だからこそ前向きに生きていこうと思います。生きているだけで全然いいと思いました。
予科練記念館で数々の展示品を見学し、館内の至る所に当時の予科練生の声を見つけることができた。彼らが常に死とともに生きていたという事実を強く感じ、戦争の時代を生きた人々の思いが伝わってきた。展示室の「訓練」の部屋では、厳しい生活や訓練風景が実物や写真などで紹介されていた。今の時代との差に驚きを感じた。若い命を捨てなければならなかった彼らの思いをしっかりと受け止め、世界中が戦争とは無縁の世の中になることを願ってやまない。
令和2年度 第2回 図書館教養講座
- テーマ
「読み聞かせ」について学ぼう
目的
自分以外の人に童話や絵本を読み聞かせることを学ぶことによって,将来看護職を目指す生徒たちに,言葉を中心としたコミュニケーションの一つの方法を体験させる。
日時
令和3年2月16日(火) 5・6時限
対象者
衛生看護科 3年4組生徒 (36名)
講師
桜川市朗読の会「虹」 奥村 ふみ子先生 ほか4名
場所
本校管理棟2階 生理微生物室
内容
- 「読み聞かせ」についての講義
- 代表生徒6名による実演
- 「虹」の先生方からの講評
- 「虹」の先生方による実演
内容
講師の先生方による実演
- 「桜子の物語」謡曲桜川より………音読
- 「人体の言い分」東海林さだお 作………パート別の音読
生徒による実践
- 「はらぺこあおむし」エリック=カール(著), もり ひさし(翻訳)
- 「なまえのないねこ」竹下文子, 町田尚子
- 「しろくまのパンツ」tupera tupera
- 「くまさんくまさんなにみてるの?」ビル=マーチン(著),エリック=カール(イラスト)
- 「どろんこハリー」ジーン・ジオン,マーガレット・ブロイ・グレアム他
生徒の感想
- 聞き手の立場に立った、「読み聞かせ」の技術を学ぶことができ有意義だった。
- 講師の先生方は、声の調子・発声・読むスピードなどどれも「さすがだ」と思えるものであった。
- 人前に出て絵本を読み聞かせることは、初めてだったので、読むスピードや本の向き、声の出し方など難しく感じられた。始める前はとても緊張したが、実際にやってみると楽しいものであった。
- 実践した生徒はみな初めての体験だったはずだが、絵本の選択もよく、声もとおり、聞きやすかった。子どもでなくても「本を読んでもらう」ということはとても気分の良いものであることを実感した。
このページの先頭へ